ALT(GPT)

ALT(アラニン・アミノトランスフェラーゼ)、GPTはGlutamic pyruvic transaminase(グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ)の略
アミノ酸の合成に必要な酵素の一つで、肝臓に最も多く含まれる酵素です。
肝細胞が破壊されると血液中に流れ出し、その多くが肝臓に含まれるため、肝臓や胆道系の病気の診断に役立ちます。 急性肝炎で最も強く上昇し、慢性肝炎や脂肪肝(肥満)などでも上昇します。 特に肝細胞の壊死に敏感に反応して上昇することから、GOTとの値の比から、肝臓病の種類を特定することができます。
上昇する疾患として、
アルコール性肝炎、肝硬変、脂肪肝、急性肝炎、慢性肝炎、胆汁うっ滞などがあり、飲酒後や激しい運動の後に一過性の上昇が見られることがありますので検査前には控えましょう。 肝臓は細胞を再生できるので基準値より多少高い程度では心配要らない場合があります。
検査法 : UV Method
標準値 : 5〜45 IU/L